ねむのここすき日記

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天気の子の世界は元々おかしかった説

ネタバレ注意です!

 前回の記事で天気の子の感想を書いたのですが、要約すると「主人公たちのせいで東京半壊しててかわいそう」という話でした。なぜ陽菜が地上にいるだけで悪いことしたみたいな扱いになってしまうのか。こんなにかわいいのに。

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というわけで陽菜も穂高も罪悪感を感じる必要がないガバガバ説を考えてみました。

それが「天気の子の世界は元々おかしかった説」です。

 

 

 

根拠1.陽菜が力を手に入れた時期と異常気象の時期が違う

そもそも陽菜が力を手に入れたのは1年前のことです。そして雨がずっと続いているという異常気象が始まったのは2か月前です。つまり力のせいで天候が悪くなるなら一年前から異常気象が始まらないとおかしいわけです。

 

 

 

根拠2.須賀さんや滝くんのおばあちゃんの言葉

須賀さんは作中で「世界は元々おかしかったんだ」と穂高に言うシーンがあります。一見ただの慰めの言葉のように聞こえますが、これは案外本当なのかもしれません。

「いや、須賀さんが言っているからって何なんだ。」と思う方もいるかもしれません。私も須賀さん一人だけならそう思ったのですが、滝くんのおばあちゃんが「(東京は)元の姿に戻っただけ」と言っています。2人とも終盤のこのタイミングで意味のないことを呟くとは思えません。そもそも作品を作る上で、台詞の取捨選択というのはとても重要なものです。余計な台詞は尺をとるし、キャラをぶれさせることもあります。なのにあえてこの2人がこれらの台詞を言ったというのは意味があることだと考えていいでしょう。特におばあちゃんは穂高に心配をかけないように言ったセリフとしては不自然です。普通に「今の暮らしも気に入ってるよ。」と言えばいいのに、わざわざ「東京は昔、半分は海だった。」と言うのは違和感があります。

 

 

根拠3.そもそも前作の時点で世界はおかしい

今回サプライズゲストとして滝くんと三葉が出てきました。これにより今作と前作は同じ世界だということが証明されました。そこで前作も振り返ってみましょう。

「君の名は」はヒロイン一族に時を超えたり、体を入れ替える力がありました。冷静に考えてみてください。もうこの時点でおかしいです。スパークルに感動して冷静な判断ができていませんでしたが、あの世界はそもそもおかしいんです。

これらのことを総合して考えると1つの結論が導き出されます。

 

 

 

 

 

結論 

犯人は空です。

陽菜は確かに力を使いましたがそれが異常気象の原因ではなかったのです。おそらく発展しすぎた東京を憂い、元の自然の姿に戻そうとしたのでしょう。世界は陽菜とは関係なく、東京を半壊させようとしていたのです。可愛い陽菜が空に来たことでご機嫌になり一時的に晴れましたが、戻っていったことで雨という名の涙を3年間流したのでしょう。分かるよその気持ち。

空に意思があるわけないって?美少女が祈れば晴れさせているんだから意思があるに決まってるじゃないですか!!

なお作中の瀧くんが学生だったことからあの世界が元に戻ることは約束されています。なぜなら君の名はのラストで大人になった瀧くんが三葉と晴れの日に出会うシーンがあるからです。これにより3年続いた雨は近いうちに止むことが分かります。

もう2人は罪悪感をもたなくていいのです。復興した東京でいちゃついてください。そして五年後陽菜ちゃんを公式発表してください。お願いします。