ポケモンのシャドーボックスを作りたかったんです。
皆さん、シャドーボックスというものをご存知でしょうか。
こんなのとか
こんな感じに、同じ物を何枚も重ねて絵を立体的に作る手法です。
先日シャドーボックスの作り方動画なるものを見て「切って貼るだけなら絵が下手な私でも作れるのでは!?」と思い立ったのですが、私は定規を使っても切り取り線があっても真っ直ぐ切ることができないというびっくりするくらい不器用なのでさすがに初めてで人間キャラは難しいと思い、ポケモンで作ることにしました。今にして思えばよくこの腕で作ろうと思ったなと、ある意味感心してしまいます。
というわけで今回は簡単そう&好きなポケモンのメリープを題材にしてみました。
とりあえず5枚同じカードを買い、後はデザインナイフやボンドなどネットで見た材料を準備していざスタート!振り返るとこの道具をホームセンターで買い揃える時間が一番テンション上がってた気がします(遠い目)
さて、シャドーボックスを作る際にまずやることは切る順番、構想を考えることです。普通は奥行きを考えて切っていきます。この場合ですと一番奥にあるものから順番に
1 青空
2 雲
3 右の家
4 柵
5…
みたいな感じなのでそのパーツの部分だけを切り取りながら後で重ねる感じです。ただ今回は全部すっ飛ばしてメリープ本体だけを立体的にします。柵の黒い部分は幅1mm程度で初心者の私が切れるわけないし何よりめんどくさい。根本的にシャドーボックス向いてないのではと思われる発言ですが、気にせずメリープ本体を作っていきます。
メリープのパーツ分けを考えると
1 後ろ足と尻尾
2 体
3 足
4 右耳
5 顔
6 左耳
7 頭の綿毛
に分けられるのかなと思いました。
ではさっそく切っていきましょう。
…
…
…
むっっっず!!!!
デザインナイフで切ろうとしたら変な方向に曲がるし定規を使って切ろうとしてもズレる。あと切った断面からささくれみたいなのが出て見栄え悪い!なんだこれ!
想像以上に難しく切るのに時間がかかり作業は困難を極めました。
そうして開始から2時間後。
ようやくパーツ分けまでいきました。もうこの時点で集中力が切れてベッドに突っ伏していました。目が痛い。
ここから見栄えが良くなるよう断面を黒く塗ったり、パーツに丸みが出るよう後ろから耳かきでゴリゴリ押したりしてやっと後は貼るだけになりました。
ネットで見た通り普通のボンドではなく厚みが出やすいシリコンボンドでくっつけていきます。
そして枠も重ねていくと…。
完成!
結局断面がめちゃくちゃ雑になってたりボンドが見え隠れしたりと色々問題はありますがひとまず完成したからいいのです!完成したのが作業開始から3時間後くらいなのでもうそれっぽく見えればもういいみたいな心理になりました。ちょっと浮いて見えるからいいですよ!おめでとう、私!もうしばらくシャドーボックスはいいかな!!!
というわけでシャドーボックスはめんどくさがりで細かい作業が苦手な人にはオススメしないよって話でした。とはいっても完成した時はやっぱり嬉しいですしどんどん細かくやろうと思えばできるので奥の深さが感じられる手法だと思います。
皆さんもぜひやってみてはいかがでしょうか?
おまけ
完成後に同じカードで作っている人を見つけました。
これ同じカードなんですよ。すごE。